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酒米の品種判別検査開発について | 産地判別検査の同位体研究所

酒米の品種判別検査開発について

同位体研究所の遺伝子検査部門を担うテンタムス・ジャパンのラボでは、酒米の品種判別サービスを開発中です。

日本酒は、微生物によるDNAの分解や麹菌と酵母由来のDNA共存など、加工度が高くDNAの抽出が難しい食品のひとつです。

日本酒のラベルには、原料米の品種が表示されている場合があります。銘柄(ブランド)の品質を担保するため、また、異品種の混入防止など消費者に対する信頼確保のためにDNAによる原料米の品種判別は有効な検査であると考えています。

3種類のどぶろくからDNA抽出法検討

精米一粒よりも高濃度のDNAを抽出

品名原材料名原料米表示
どぶろくA米(国産)、米麹(国産米)新潟県産新之助58%使用
どぶろくB米(国産)、米麹(国産米)新潟県産魚沼コシヒカリ
どぶろくC米(国産)、米麹(国産米)不明

新潟県産コシヒカリ判別用プライマーを用いたPCR増幅

どぶろくから抽出した全てのDNAに対してPCRが成功

品名原材料名原料米表示
どぶろくA米(国産)、米麹(国産米)新潟県産新之助58%使用
どぶろくB米(国産)、米麹(国産米)新潟県産魚沼コシヒカリ
どぶろくC米(国産)、米麹(国産米)不明

※PCR:遺伝子を増幅する方法

テンタムス・ジャパンのラボでは、日本酒に残る微量のDNAからPCR法で品種を判別する技術を開発中です。DNAの抽出法、PCR用プライマーの選定と開発に取り組んでいます。